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[2020.08.06]

「戦争は絶対にしてはいけないんだよ」

75年前の今日、8月6日に広島に原子爆弾が投下され、
更に9日には長崎にも異なる種類の原子爆弾が投下されました。
戦争の犠牲となったすべての方々のご冥福を、
衷心よりお祈りします。
そして、今もなお後遺症やPTSDに苦しむ方々が、
少しでも、症状等が和らぐことを心よりお祈りします。

戦争は、多くの人、特に弱いものに不幸を強います。
私が幼いころ本当にお世話になった実家の店番をしていた「おばあちゃん」からは、
東京大空襲の体験談をよく聞かされました。

東京大空襲を生き延びたおばあちゃんは、
逃げる際に見た惨状や実際の負傷の苦しさだけではなく、
そうした戦時中の特殊な環境下で生きることの不条理や世の裏表、
人が人でなくなることの怖さなどを、
幼い私にも分かるように話をしてくれました。

そして、事あるごとに私に、
「ゆうちゃん、戦争は絶対にしてはいけないんだよ」
と、何度も何度も私に言っていました。
私は子供なりに、
「優しくて、思いやりのある人間になろうと思いました」

社会人になり、はじめて広島平和記念資料館に行き、
被爆者の方々の描いた被災地の絵を見た瞬間、
幼いころ、おばあちゃんが話してくれた空襲の際の東京下町の様子を、
幼心に想像していた風景そのものが眼前に現れたようで、
描かれている惨状を見たことの驚きよりも、
デジャブのような感覚に陥ったことに驚きました。

更に時を経て、東日本大震災後に宮城の父母を見舞いに行った際、
父がせかっく来たのだから、沿岸部を自分の目で、
本当の姿を見て帰れといって、父の運転する自動車で案内されました。

沿岸部の津波被災地に入ると異様な熱気と独特の臭いが襲ってきましたが、
何より眼前の風景は、破壊のエネルギー源が水なのか火なのかの違いはあれど、
原爆投下後に破壊されつくした街の状況に本当にそっくりで、
呆然としました。
その後も、水害等の災害があるたびに繰り返し思い起こされ、
胸が痛みます。

太平洋戦争が終わってから75年を経た現在、
世界は不穏な気配に包まれつつあります。
政治、経済、気象変動、自然破壊・感染症、人口・食料、人権・人種・宗教問題、 テロ等々。
人類は同時多発する巨大な問題に直面していると言って良いでしょう。

パンデミックとなったコロナや世界的なGDP低下を引き合いに出すまでもなく、
上記の人類の抱える問題のどれもが、
原爆投下と同等、もしくはそれ以上の破壊力のある事象です。

自然環境の問題も、元を辿ればほとんどの場合、人類の傲慢が元です。
本当に想像を絶する規模であったとしても、
例えば地震災害も事前準備を周到に行うことで被害最小化は可能です。
愚かなことに人類は、自らの傲慢によって、
自らの首を絞めているとも言えると考えます。

であれば、元凶である人類が謙虚さを取り戻し、
手を取り合い、巨大な課題を手分けして対処していけば、
解決や被害最小化は可能だと考えます。

小さなことからで良いので、課題の解決に向かう取組に関し、
一人ひとりが課題に対する当事者意識と、すべてに対するおもいやりをもって、
小さな一歩を踏み出すこと。
先行する誰かの取組に賛同できれば、躊躇せず応援すること。
そこからできればと考えます。

今、改めておばあちゃんの言葉を思い出します。

「ゆうちゃん、戦争は絶対にしてはいけないんだよ」

世界中が平和で、笑顔であふれるようになりますことを、
心より祈りつつ、私も小さな歩みを続けます。
子供たちに、少しでも良い世の中を手渡せるように。
そして、たくさんの人がしあわせになりますように。

2020年08月06日
グローバルフレンドシップ株式会社
代表取締役社長 保倉 豊

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