秘密分散技術で情報漏洩対策、個人情報保護 情報セキュリティの新定番『GFI電子割符®』

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[2019.12.18]

多様な基礎技術と弊社電子割符の関係

AIの普及や量子計算機の実用化に向けた進展を受け、
旧来のセキュリティ技術だけではなく、
新たなセキュリティ技術等の必要性が認識されるようになってきました。

弊社も代表的秘密分散技術である、
GFI電子割符(R)を20年来市場供給している関係上、
そうした新技術をこつこつと開発してきた方々との交流があったりします。

電子データそのもののセキュリティ確保に資する技術や考え方としては、
分かりやすい表現としては、

①暗号化
②割符化(秘密分散技術)
③隠避化
④秘密計算、等々
といったものがあります。

以下、理想的な計算能力のある計算機が存在するとして、
たとえ話をしてみると、

例えば暗号化は、対象となるデジタルデータ全てに定められた手順で、
スクランブルをかける。

と言えば分かりやすいと存じます。
が、基本的には写像を生成(全ての元情報を変換)している処理ですから、
攻撃(解読)能力が向上すると、
常に逆変換して原本情報を導き出せる可能性を否定できません。
なお暗号鍵管理が重要なのは、言うまでもありません。

割符化は、読んで字の如し、実際にデジタルデータをビットレベルで分断し、
ランダムに振り分けていくつかの塊にしてしまう技術です。
デジタルデータ自体を最小単位に破砕して適当にゴミ袋にいれてしまうような処理です。
集合論で言う部分集合を生成する話しとなりますので、
部分集合ひとつから母集合を導き出せない簡単な安全性の根拠となります。
但し、管理すべき対象数が少なくとも2つ以上になります。

隠避化は、データそのものを加工するのではなく、
物理的に隠してしまうことです。
例えば、ネットワーク上のメモリーから、何らかの媒体に記録し、
どこかの金庫に隠してしまう。
もちろん、記録されたHDD等が流出してはだめです。
最近のIT環境で言えば、
例えばクラウドに大事なデータを丸ごと預けるのも同様です。

秘密計算は、なんと暗号化したまま統計処理等ができるため、
作業を行う担当者が対象情報そのものを見ることがなく、
理論的にも技術的にも面白いものです。
実際には、何らかの問題が生じた際に、その処理前と処理後の結果を、
現実に確認できない(一般社会通念上の確認ができない)ので、
社会的に確認していないことのリスクをどのようにして吸収するかが課題です。

また、最近よく耳にする量子暗号は、上記の暗号化の一種です。
共通鍵暗号のお化けみたいなものと考えてください。
しかも、通信経路で覗き見されると変化してしまうので、
正しく送信できると、送信途中で覗かれていないと推定でき、
今後の通信の世界で期待されています。
ただし、当たり前ですが、
途中でずっと覗かれていると、ずっと正しい送信ができない。
例えば、そんなことになります。

上記のように、セキュリティ技術は、様々なものがあり、
しかもそれぞれに長所短所が必ずあります。
また、同類と考えられる技術でも、似て非なるものや、生まれて間もないものから、
例えば弊社の代表的秘密分散技術(電子割符)のように、20年以上安定して動作し、
産総研をはじめ複数回の高い評価を受け続けているものもあります。

今後、それぞれの長所短所を組み合わせることや、他の周辺技術や機器等とも組み合わされ、
新時代の社会インフラは構築されていきます。

この潮流が加速することは不可避でしょう。

この急激な変化の間、
様々なトライアルモデルが市場を賑わすこととなるでしょう。
それぞれの技術等が適材適所に配置され、場合によっては併用され、
より良い仕組みに発展すると考えます。

ITは、もっと人に優しくなっていくと考えます。

もうすぐです。

GFI電子割符(R)が、お役に立ちます。

蛇足ながら、ご利用する仕組みに実装されている技術が、
信頼できる技術であること、
本当に正しい技術供給元から、
本当に正しく供給されていることを、是非ご確認ください。

グローバルフレンドシップ株式会社
代表取締役社長 保倉 豊

本件に関し、ご質問等ありましたら、

まで、お問い合わせ下さい。

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